何気に「夢を見た」

2006年6月11日
悪夢という訳では無いのだけれど夢をみた。

親父に僕が謝っている夢だった。
何を謝っていたかと言うと「親父の教育方針」のことだった。

どちらかと言うと「中、高校」共に殆ど自由も無く、ブロイラーの鶏のようなスパルタ教育をされて来た。
両親健在の時には恨み言をつらつらと言ってしまったものだった。
「どの道5流大学(偏差値40)にしか入れなかったんだから、初めからあんなに詰め込む必要なんて無かったんだよ。お前らの教育方針は異常だったんだよ」なんて事を平気で言っていた。
ウチの親父も学がある方では無かったので、何をどう教えたら良いかなんて分かっていなかったんだと思う。
ただ過去の出来事で俺の方に両親への不信感があったのも事実で、その後親父は「あの時は済まなかった」と言っていた。
社会的に失敗して苦労していた親父だったからこそ、生きていく上での学歴の必要性を身をもって知っていた訳で、「同じ苦労はさせたくない」との思いから鬼にも成れたのだろうと思う。
本当なら子供に嫌われるような真似をしてまで自分のやり方を通すなんて真似はしたくなかったんだろう。その考えを押し切れるところは流石、昭和の頑固親父である。

・・・で、今日の夢では存命中に言えなかった逆の意味での謝罪を僕ががしていた訳ですが・・・。

30年生きてきて「認めざるを得ない事実」ってものがある。
学歴がある人間なら、年齢が近くても仕事の選択時にもある程度の選択肢が出るし、会社に入ってからの発言力みたいなものも全く違う。
で、中途半端(5流大学)な学歴である僕のような人間が認められるには、その分の資格を取ったり技能を持っている事を証明しなくちゃならない。

その事実を受け入れた上で「親父らの方針が間違っているなんて言って悪かった。やっぱり生きていく上では学歴が必要で、それが無い人は資格などでカバーしなくては会社でも発言すらできない。そういう認識を理解できずに反抗だけして悪かった。」と謝った訳なのだ。


憎まれ役になってでも相手の為に何かしてやれる人間って偉いよな。たとえ、その時理解できなかったとしても。
そういう生き方ってカッコイイと思う、多分辛いけど。

とは言え、僕の人生経験から言うと、やっぱり子供の教育に対しては「如何に自覚を持たせて、自らやらせるか?」が大事で、どっちかというと詰め込むことより「知識を持つことが生きていく上で必要であることを分からせる」方が先だと思う次第。

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